むち打ちを放置したら後遺症になるのか
2020年08月21日
交通事故による大きな外力で首を揺さぶられることにより起こる「むち打ち」
放置しておくと、症状の長期化や慢性的な痛みとして後遺症が残ってしまう場合があります!
今回は、むち打ちについてどのような対処が必要で、放置するとどうなってしまうのか、むち打ちをご存知でない方にもわかりやすく説明いたします♪
交通事故による衝突は、実際に遭われた方はもうお分かりだと思いますが、かなり強い衝撃が加わります。
それにより、身体各部の関節に大きな負担がかかったり、体の一部を強くぶつけたり、ガラスの破片などにより切り傷を負ってしまったりと交通事故の程度や衝撃の強さによりさまざまな症状が出現します。
この時、首を大きく揺さぶられることにより出現する症状全般を「むち打ち症」と呼びます。
むち打ち症の主な症状として、首・肩の痛みや肩周囲の倦怠感、手足のしびれ、頭痛、吐き気などが挙げられます。
また、強い衝撃により背骨の首の部分における弯曲が消失し、ストレートネックになってしまう場合もあります。
また、むち打ち症にもいくつか種類があり、損傷個所や程度により異なった症状が出現します。
もし、交通事故に遭い症状が出現した場合に、どれくらいの損傷程度に該当するかを見分ける目安になりますので是非知っておいてください!
①頸椎捻挫型
強い衝撃で首周囲の筋肉に大きな負担がかかり、筋肉の損傷が起こっている状態。
主に首や肩、背中のあたりのこりや痛みが見られ、むち打ち症の大部分が頸椎捻挫型になります。
②神経根症状型
脊髄から分枝する末梢神経と呼ばれる神経の付け根のあたりで損傷が起こるものであり、手足のしびれや力が入れづらいなどの特徴があります。
③頚部交感神経症候群(バレ・リュー症候群)
自律神経という体のさまざまな機能の調節を行っている神経に損傷が起こっている状態。
耳鳴り・めまい・吐き気・頭痛・倦怠感などの症状が出現します。
④脊髄損傷型
脳より下方につながる脊髄に損傷が起こっている状態であり、かなり重症になります。
手や足に力が入らない、移動や歩行が困難など日常生活に大きな支障を与えてしまうような症状が出現いたします。
交通事故後に上記のような症状が見られない場合でも、時間経過とともに少しづつ出現する場合もありますので油断禁物です!
また、神経症状は時間が経過するほど治りにくい特徴があり、早い段階で対処をしないと後々しびれや痛みが残ってしまう場合もございます。
「むち打ち」を放置してしまうと後々どのようなことになってしまうのでしょうか。
むち打ちによる筋肉の硬結が起こり、それを放置することで痛みなどの症状が強くなります。
痛みが強くなることにより、筋肉の防御反応が起こりさらに筋肉の硬結が強くなります。
これを繰り返すことでどんどんひどくなってしまう悪循環に陥ってしまいます。
その後、慢性的な痛みが残ってしまったり、頸椎におけるストレートネックなどの変形が残ってしまったりと後の日常生活に影響が出てきます。
また、前述したとおり神経損傷は対処が遅れるほど悪化する傾向があり、放置してしまうとしびれなどの症状がとれなくなってしまう場合もあります。
そうならないためにも交通事故に遭ったら、早い段階から施術を始め、むち打ちの症状を最小限に抑えつつ、早期回復させることが重要です!
むち打ちは、痛みなどの症状はあるがレントゲンやMRIを撮っても異常が見つからない場合もあります。
交通事故後のむち打ちと思われる症状でお困りでしたら、ふくなが接骨院にいつでもご相談ください。
当院では、交通事故に関する相談を無料で承っておりますので、お電話もしくは直接当院にお問い合わせください♪